『保育の格差是正を求める会』は、
小金井市の認可保育所と認可外保育所の格差是正を
実現するために、回帰船保育所保護者が中心となって
設立しました。
保育所には2種類あることをご存知でしょうか。
認可保育所と認可外保育所です。
小金井市の認可外保育所の中で一番数が多いのが東京都認証保育所です。
小金井市の認可保育所では、保育費用の9割近くが税金でカバーされています。
これに対して、認証保育所では6割しか税金でカバーされていません。
この差額は保育料として保護者が負担しています。
認証保育所の保育料は、3歳未満の場合およそ月6万円です。
市の保護者助成金9千円(※平成28年度から1万円)を差し引いても月5万円の負担があります。
一方、認可保育所の保育料は、最大でも月4万6千円、
中程度の所得区分の場合月3万円前後です。
この差額は、第2子、第3子ではもっと広がります。
認可保育所の保育料は、第2子で7割(→平成27年度から5割)、
第3子で10分の1(→平成27年度から無料)に減額されます。
幼稚園でも同様の割引があります。
ところが、認可外保育所にはそのような制度がありません。
子ども2人を認証保育所に通わせている世帯の多くは、
10万円近くの保育料を毎月負担しています。
東京23区や武蔵野市などでは、
施設に関わらずほぼ同じ負担で利用できる制度が
実現しています。
小金井市では待機児童が慢性化し、保育所を選ぶことができません。
そんな中、同じ保育所なのに公的補助や保護者負担が異なる状況は、
公平性を欠いているのではないでしょうか。
私たちは、このような小金井市の現状を変えるために、
『保育の格差是正を求める会』を立ち上げました。
ぜひこの問題にご関心を持っていただき、みなさまの
ご支持をいただけますようお願い申し上げます。
保育の格差是正を求める会 設立者一同